トースト好きは注意!?マーガリンは体に悪い?塗る時の適量は?

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みなさん、朝食はしっかり食べていますか?朝食を食べない人は脳卒中などの深刻な病気の原因になるリスクが高まるので食べたほうがいいですよ。

え?僕?

もちろん食べてますよ。会社のPCを立ち上げながら食べつつ、スマホをいじる、至福のひと時です。

僕のように朝食をしっかり食べるという方、朝はパン派ですか?ご飯派ですか?

僕自身はパン派(コンビニの)ですが、niftyのアンケートでは「パン派44%、ご飯派39%」とのことです。(@nifty何でも調査団より)

パンの方が多いんですねぇ。朝は時間がないから、僕のように職場に着いてから食べるという方も多いでしょうし、家で食べる方も、食パンをトーストするだけなら数分で朝食が用意できるのでパン派の人が多いのかもしれませんね~

さて、お家で朝食にパンを食べる方はやっぱりトーストが多いと思います。

トーストに塗るものといえば、ジャムやマーガリン、ピーナッツクリーム、ちょっと手間をかけてチーズやハムを乗せるという方も多いと思います。僕も少し余裕のあるときは、子どもたちのパンはソーセージとチーズをのせてトーストしたりします。ツナマヨやピザソースのチューブなんかも売っているので、手軽に惣菜的トーストも作れますね。

でも、やっぱり一番多いのはバターとかマーガリンでしょうか。

特にバターよりマーガリンの方が安いのでマーガリンを塗る方は多いでしょう。

ちなみにマーガリンと言っていますが、ファットスプレッドも含んでいます。マーガリンは油脂含有率が80%以上、ファットスプレッドは80%未満のものです。まあ、トーストに塗る分には同じようなものです。

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マーガリンとバターの違いとは?

マーガリンはそもそも高価なバターの代用品として作られたのですが、原材料が全然違います。

バターは動物性脂肪、マーガリンは植物性脂肪でできています。

バターは牛乳・生乳の脂肪分からできていますので、コレステロール値が高くなります。食べすぎると動脈硬化などの健康リスクが高まってしまいます。

目安としてはパン1枚に小さじ1杯分くらいですかね。大さじ2杯で成人1日分のコレステロールとなってしまいます。注意しましょう。

次にマーガリンですが、大豆油やコーン油といった植物性の油を利用して作られています。そのため、バターとは逆にコレステロールの心配はありません。

ですが!別の点でバターとは違った健康リスクがあるのです。

マーガリンの健康リスクとは?

それが「トランス脂肪酸」です。

聞いたことがある人がほとんどでしょう。

トランス脂肪酸(トランスしぼうさん、trans fat、trans-unsaturated fatty acids、TFA)は、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸。トランス脂肪酸は、天然の植物油にはほとんど含まれず、水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で発生する。(wikipediaより)

植物油にはほとんど含まれないけど、加工の段階で発生するものなのですね。怪しい・・・

もともとは植物油ですから、そのままだと常温でも液状です。そこで水素を加えるとある程度の硬さをもつ硬化油脂を作ることができます。この硬化油脂などを混ぜることで適度な硬さとなり、口どけもよく塗りやすいマーガリンになるわけです。

この硬化油脂ですが、「食用精製加工油脂」と原材料に記載されていて、これにトランス脂肪酸が多く含まれているんですね。

米国では加工食品にトランス脂肪酸の栄養表示義務が課せられていたり、トランス脂肪酸を含む部分水素添加油脂が一般に安全と認められる食品添加物の対象から外されるなど、規制の流れになっています。EUではまだ表示義務が課せられていませんが、独自に規制を行っている国もあります。

日本では、自主的に開示するよう企業に要請しているだけで表示義務はありません。民間にお任せといったところですね。

トランス脂肪酸はなぜ体に悪いのか?

では、トランス脂肪酸の何がそんなに体に悪いのでしょうか。

特徴としては、

①悪玉コレステロールが増える

②心筋梗塞、動脈硬化などの心臓疾患のリスクが高まる

③メタボ、突然死、高血圧、糖尿病のリスクが高まる

といったところです。

①に関していえば、さらに善玉コレステロールを減らすというおまけつきです。

取りすぎると致命的な健康リスクが増大しますね。

トランス脂肪酸に関する規制

では、どのくらいなら摂取しても大丈夫なのでしょうか。

もちろん、取らなければそれだけリスクは低くてすみますが、加工脂肪ではない、自然の脂肪にも含まれているのなので、まったく口にしないことは難しいです。

目安としては、総エネルギーに占める割合 (エネルギー比)に対してトランス脂肪酸が2%以下であれば影響はほとんどないとされています。

WHOではさらに厳しく1%未満を提唱しています。

これに対して、日本人は一日当たりの摂取量1.56gで、エネルギー比0.7%となっています。(日本マーガリン工業会より)

米国では5.8gでエネルギー比2.6%となっているので、4倍近く摂取しているんですね。

このような背景があるため、日本では規制されていないという現状です。

さて、摂取量1.56gとはマーガリンではどの程度なのでしょうか。

よく売られていてお家にある人も多いと思います。明治のコーンソフトを例にしてみましょう。

一箱の容量320gで10gあたり0.1gのトランス脂肪酸が含まれています。

ということは、一箱当たり3.2gのトランス脂肪酸になります。

すなわち、一箱のうちの半分で一日の摂取量となってしまいます!!

うん、そんなに食べないよ!!

他の食品から摂取する量を考えても、トーストに少し塗るくらいではほとんど影響はありません。

まとめ

とりすぎは体によくありませんが、トーストに塗るくらいなら健康リスクはそれほど考える必要はなさそうです。

ただ、その他の食事でも当然ながら油は使いますので、塗りすぎは注意が必要です。バターナイフでさっと塗るくらいなら全く問題ないですよ!

適量を守って、健康に気をつけましょう~

では!!

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