【書評】ミステリ好きもSF好きも楽しめる良作!「シャーロック・ホームズの宇宙戦争」(創元SF文庫)

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こんばんは、めぇ太です。

今日はちょうど読み終わったところのマンリー・W・ウェルマン&ウェイド・ウェルマンの父子の作品「シャーロック・ホームズの宇宙戦争」(創元SF文庫)をご紹介します。

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あらすじ

みなさん、ご存知ですよね、❝シャーロック・ホームズ❞

コナン・ドイルが生んだ世界で最も愛される名探偵ですね。シャーロキアンなんていう言葉があるくらい超絶ホームズマニアがたくさんいます。

そして、SF小説の代名詞ともいえるハーバード・ジョージ・ウェルズの「宇宙戦争」。

そう!本作は名前のとおり、シャーロック・ホームズが宇宙戦争に遭遇していたら、という小説です!

さらに、本作ではもう一人主人公、科学者のチャレンジャー教授が登場します。チャレンジャー教授はコナン・ドイルのSF小説作品で登場する主人公なんですね。コナン・ドイルのミステリー作品とSF作品の主人公が両方登場するというところもまた良し!!

あ、ちなみに僕はSF作品の方は一作も読んでいません!ドイルがSF作品を書いていることは知ってはいましたが・・・

なので、チャレンジャー教授のことは初めて知りました!!(笑)

この2人の主人公、自信家で頭脳明晰という共通するところはありますが、チャレンジャー教授は巨大な体でひげもじゃの男という、痩身で鷲鼻のホームズとは正反対のキャラクター。

本作はそんなホームズとチャレンジャー教授の2人の視点から見た『宇宙戦争』が描かれています。

目次

著者まえがき

序文

Ⅰ 水晶の卵

Ⅱ シャーロック・ホームズ 火星とたたかう

Ⅲ ジョージ・E・チャレンジャー 火星とたたかう

Ⅳ 火星の依頼人

Ⅴ 金星、火星、そしてベイカー街

作品紹介より

われらが名探偵シャーロック・ホームズがロンドンのとある古物商から入手した水晶の卵。それには世にも不思議な映像が映し出された。ことの重大さを察知したホームズがそれを持参し意見を求めた相手は、誰あろう天下の冒険家チャレンジャー教授。そして二人の一致した見解は・・・・・なんと火星人の襲来を予測するものだった!ウェルズの『宇宙戦争』を題材に軽快な筆致で贈る痛快作。

感想

Ⅱ、Ⅲ章ではホームズとチャレンジャーは別々に行動することになるのですが、その過程で宇宙人に反旗を翻すために推論を組み立て、行動します。

その行動の過程、宇宙人との遭遇、そして回避するところが楽しく、ハラハラしてたまらないです!!

そして、Ⅳ章ではホームズ、チャレンジャー教授、そしてワトソンが合流します!

ふぅぅ~!高まりますね~!!!

まとめ

本作は最近出版されたものではなく、日本で出版されたのは1980年。その後、品切れで入手困難となっていたようなのですが、今回、復刊フェアとして9月に復活したんですね。もしかしたらまた売り切れて買えなくなるかも。

気になった方はお早めに!!

では!!

シャーロック・ホームズの宇宙戦争 (創元SF文庫)

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