はじめに
7月26日、厚生労働省は雇用均等基本調査で平成27年度の男性の育児休業取得率を公表しました。
平成27年度は2.65%と前年度から0.35%の上昇、1996年度の調査依頼過去最高とのことです。
まあ、取得率は依然低すぎですが、ほんの少しとはいえ伸びたことはいいことです。
取得日数は?
じゃあ、みんな何日間の育休を取ってるの?というと、「5日未満」56.9%、「5日以上2週間未満」17.8%、「2週間から1か月未満」が8.4%、・・・となっているんです。これですでに8割を超えてしまっていますね。
つまり、2.65%の数少ない男性の育児休業取得者も8割以上が「1か月未満」の育児休業しか取得できていないということです。
それで0.35%前年度から上昇してるといって、男性の育休取得促進が進んでいるといっていいんでしょうか?
半数以上の人が子供が産まれたのに休みが5日未満しか取得してないって、それでいいんですか?夏休みも5日くらいですよね?ちょっとした休みでしかないじゃないですか。それもたぶん産後すぐの5日間とかですよね。多くの人が第一子だと里帰り出産だと思います。そうすると、移動とか親族への挨拶とか、いろいろやりますよね?もそも母子ともに退院するのは産後一週間してからとかだから、実際には育児はしてないですよね。病院に行っていろいろ必要なものをそろえて病院にもっていったりして、病院にいる間は子供を抱っこしたりするくらいですよね。母乳ならミルクをあげることもない。
いや、きっと休めないんでしょう。わかります。僕は1年育児休業取りましたけど、気持ちはわかります。たしかに育休前に上司に相談するのかすっごい気が重かったですし、早めに少しずつ調整していくのも面倒でした。
けど、自分の子供が生まれて育児もまともにできない程度の休みも取れない、取れても数日とか、日本ブラックすぎでしょ。
自分の子供のためなんですから、ひと月くらいはしっかり奥さんを休ませて家事・育児全部やるくらいしましょうよ。
できれば奥さんが復帰して交代で一年間の育休とるのが当たり前の社会になってもらいたいものです。