【体験談】育児休業中の第2子誕生で夫婦そろって産休&育休へ!お金の不安はあっても育休給付金で意外と生活できる!

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懐かしいです。もう5年前の話ですがね。いろんな方のブログを見ていても、少しづつ男性の育休も増えてきているようなので、参考になればいいのですが。僕の初めての育休のときの話です。

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育休開始前日に妊娠発覚!?

僕が最初に育休を取ったのは第一子である長女が一歳になったときのこと。1年間の育休をとることに決めてスタートしました。

この時点で「は?」となる方もいるかもしれません。一般の育児休業制度では子どもが1歳になるまで、保育園に入れなかった(いわゆる待機児童になった)などの事情があっても1歳6か月までしか育休はできないですからね。

労働者は、その養育する一歳に満たない子について、その事業主に申し出ることにより、育児休業をすることができる。(育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 第5条)

僕の会社ではそれ以上の育児休業が可能なんです。(察しのいい人は気づくはず・・・)

ただ、もちろん僕の収入は「0円」です。

給付を受けられるのは「育休開始後1年間」。育休の期間が原則として「子どもが1歳になるまで」なのでそうなります。今は「パパ・ママ育休プラス制度(説明は後で)」があるので、夫婦ともに育休をとっていれば1歳2か月まで期間が延長されます。僕のときはまだなかったけど。

僕は1歳になったところからの育休開始なので、当然給付はなし!ということです。もちろんそれは承知の上です。妻の給料でなんとか生活しようとしていました。がんばれ大黒柱!

・・・

さてさて、育休が開始する前日のこと、もちろん妻は仕事復帰をするわけですが、ここにきて「なんか体調悪いし全然生理来ないんだけど、、、」ということで病院に行くことに。

そしたらなんと!妊娠してるじゃないですか!!

明日から育休なのにwww

若いから 仕方ないよね 無計画

いやいや、よくないよ。どうしたらいいの?明日から育休スタートしていいの?

でもまだ産まれてないし、妻も復帰はするから育休自体はいいのか?けど産まれたら終了か?

とかいろいろ考えて、ググりもしましたがよくわからず、、、そりゃそんなケースあんまりないもんね。仕方なく人事担当に連絡することに。

するとどうでしょう!

別にダメってことはないからとりあえず好きにしていいよ。とのこと。

ゆるいな!!

休んでるやつのことはどうでもいいってか。ってか電話終わった後、向こうでどんな会話がされたことやら・・・

まぁ、もともと1年間の育休の予定だったから途中で復帰するのも逆に難しいんだよね、きっと。その間の代替要員も雇ってるし、配置もいろいろ変わっちゃってるからね。気にしない気にしない。

夫婦そろって休業へ

ってなわけで、僕の育休はとりあえず継続することになりました。

問題は妻の方です。妻は産む側ですから、産前&産後休業があるんですよね。

産前休業は出産前の6週間。産後休業は出産後の8週間の休業です。

妻の会社では産前&産後休業は有給の休業となっていました。ホワイトでよかった!!会社によっては無給の会社もあります。妊娠がわかったらすぐに確認しておいた方がいいところです。生活に大きく影響しますからね。

とりあえず、僕は育休、妻は産前休業まで仕事を続けることに。

この段階で「産前&産後休業中の計14週」と産後休業が終了した後の「妻の育休と僕の育休の重複する約2か月」の合わせて約5か月半も夫婦そろって仕事をしないことになりました。

さらに!どうやら切迫早産の危険があるとのことで有給休暇をすべて使い、1か月早めに休みに入ることに!実質、復帰して仕事したのは5か月ほど。

結局、約6か月半もの間、夫婦そろって休業となりました。

ヤバいよね。半年以上じゃん。半年以上もずっと一緒にいるとか。学生時代ぶりだわ。

ところで、出産のときは里帰り出産か自宅周辺の病院という選択になると思います。

このときは二人して休業期間も長いし、長女もいるから里帰りした方がいいよね、ということになりました。妻の意見で。僕に選択権はありません。産むのは妻ですから。

まぁ、たしかに産まれるとなったらバタバタするし、切迫やらであまり調子がよくないということもあるし、急きょ長女の面倒を見てもらえる状態にしておいた方がいいというのはあります。どちらも実家が超遠いのです。

が!僕的には厳しい、、、だって何か月も妻の家族と生活するとか、、、たしかに夕食の用意は義母がしてくれることになったし、掃除も楽になったけど、、、

めっちゃ気ぃ使うって!!ストレス半端ない!育児ストレスどころちゃうで、これ!!

育児ストレス以上のストレスがのしかかることとなりました。

こうして、育休中の半分近くを妻の故郷で生活することとなったのです。

最初の2週間近くはがんばった!!

けど無理だった!!ストレスぱねぇwww

どうです?何か月も奥さんの実家で生活するのを想像してみてください。辛くね??

で、近くのアパートで部屋を借りることにしました。

幸い、妻の故郷は田舎だったので、家賃が安かったんです。それはもう東京とは大違い。自宅の3分の1くらいの費用で借りました。そこで妻の家族とは少し離れて生活することに。

とはいえ、家具も何もありません。結局、洗濯や食事のたびに妻の実家に行く必要がありました。それでもストレスはかなり軽減されましたね。ホント。

そんな生活をしばらくしたのですが、妻が入院することとなりました。切迫でさらに羊水が少ないというのです。まだ、腐るような年齢ではありません。とにかく出産まで入院することに。

妻の故郷のアパートでの娘と2人の生活です。でも、洗濯は実家の洗濯機を借りなきゃいけないし、夕食は妻の家族と一緒です。

またストレスwww

妻がいればまだマシです。なんで妻もいないのに妻の家族と毎日夕食を囲んでいるのかwww出産までの2週間ほどとはいえ、マジできつかったです。

で、産まれました。

そうすると、今度はまた育休をどうするのか考えて、人事担当に相談しないといけません。それも気が重い。

  • 予定どおりに1年間の育休終了後に復帰する。
  • 途中でも復帰する。
  • さらに育休を延長する。(第2子分の育休)

この中からどうするかを決めることとなりました。

結局、僕が選んだのは、、、

長男(第2子)が産まれた日から長男の育休を取得するということにしました。

なぜか?

それは育児休業給付金をもらうためです!お金のためです!お金大好き!

長女の分の育休では最初から給付金はもらえませんでした。それに、長男の育休をまた長期間とるかというとそうではないんです。これは人事とかの問題で今度は育休は取りづらいだろうってことであきらめました。

そこで、どうせ復帰しちゃったら長男の分の育休を取れないんだったら、今とっちゃってお金もらえばいいじゃん!!ってことに気づいたのです!

本来はもらう予定のなかった給付金4か月分をゲットすることができたのです!これで貧乏脱出だぁぁぁ!生活はできるってタイトルだけど、なんとか生活できるだけで節約しなきゃ厳しかったからね。妻の実家には食費やなんやかんやでお金を入れていたので、生活費まで世話になっていたわけではないのです。

ちなみに妻の実家から戻った後は、僕の実家でしばらく生活しました。

妻は1週間で帰りたいとわめいていました。

僕はどうやら我慢強いようです。結局、僕の実家にいたのは3週間くらいでしたね。

妻の給料と給付金での生活

さて、過去語りはここまでにして、みんな大好きお金の話だよ!!

まず、僕の給料は「0円」です。

そして、妻は産前&産後休業が終了するまでは通常どおり給料が支払われます。

なので、僕の育休がスタートしてから10か月は妻の給料だけで生活していました。妻の方が僕より優秀で給料も高かったのでなんとかやりくりできていました。

そして、僕の育休がスタートして8か月後、長男が誕生した日からは僕の給付金がプラスされます。当時はまだパパ・ママ育休プラスの制度がなく、給付金の給付割合も50%でした。現在は給付割合は67%に引き上げられています。(厚生労働省のリーフレット参照)給付金の額は残業代や手当がなくなってしまったので休業前の手取り収入の6割程度といったところでしょうか。社会保険料が免除されるので、そのぶん減額された感が少ないです。

給付金があるのとないのではやっぱり全然違いますね。たしか、十数万円ほどもらっていたはずです。それまでの妻の給料だけでは安物しか買えなかったのが、多少はいいものを買えるようになりました。

図にするとこんな感じ。

一番得をする育休の取得方法

得するってのもおかしいけど。育休を取得できる期間や給付を受けられる期間、パパ・ママ育休プラス制度が絡み合って複雑になってしまっているので簡単に説明しましょう。

今までに話してきたとおり、育児休業期間中には「育児休業給付金」を受け取ることができます。

育児休業の期間は原則として「子どもが1歳になるまで」ですが、育児休業給付金を受給できる期間は「育休開始後1年間」です。

ただし、「パパ・ママ育休プラス制度」を利用した場合は育休期間は変わってきます。

パパ・ママ育休プラス制度とは、夫婦が2人とも育児休業を取得した場合(同じ子で)は育児休業可能期間が一方の期間にプラスされ、1歳2か月まで育休をとることができる制度です。

そして、重要なのが給付率の違いです。

育児休業給付金の額を計算するときに関係してきます。

給付金は休業前6か月の賃金の平均(日額)に給付率をかけ算します。

給付開始後の半年は給付率67%半年経過後は50%となります。17%も違ってくるんですよ!

例えば、平均賃金が10,000円だとして、1,700円の誤差が出てきます。その月の営業日が20日だとすると、、、、、34、000円も違ってくるんです!!これはでかい!!

そこで、この給付率を考えつつ、とパパ・ママ育休プラス制度を利用することで給付金を可能な限り多くもらうことができるんですよ。

それは、、、

出産後、一方が半年間の育休をとって、交代でもう片方が半年育休をとる、です。

さらに保育園の入園時期を考えると、パパ・ママ育休プラスで2か月ずらすこともできますね。その場合、給付金は50%に下がりますが、片方が復帰しているので生活はおそらくできる、、、、はず。

ちなみに、妻の出産後8週間の産後休業の期間中に夫が育休をとった場合、もう一度取得することができます。これを利用するとさらに育児に参加しやすいですね。

まとめ

育休や育休給付金の制度は後から追加されていっているため、わかりづらく複雑です。

しっかり考えてとらないと本来もらうべきお金がもらえないということもあり得ます。

でも、夫婦そろって産休&育休を取得して生活することは可能です!!

だから僕と家族は今も元気に生きてます!

もし、お金の不安があって育休に踏み出せないできる方は大丈夫です。きっと何とかなります!!

もっと男性の育休が増えるよう祈っています!!

では!!

育休の関係はこちらの記事もご覧いただけるとうれしいです!!

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