こんにちは、めぇ太です。
つい先日のことです。その日は久しぶりに僕が保育園のお迎えや夕飯の用意も担当して、おでんを作る予定でした。おでんの材料は前日に買っておいたし、「野菜は残ってるから大丈夫」と妻には聞かされていました。
あ、ちなみにうちはおでんにジャガイモを入れる派です。入れない人もいるようですが、ホクホクしてておいしいですよ。3分の1くらいは崩れて消滅していますが・・・
で、まずはジャガイモと大根の皮をむいて切るところから始めようと、ジャガイモを取り出したそのとき・・・
めっちゃ芽出てる!!キモイ!!!
やってしまいました。芽が生えてるだけでなく、なんかシワシワになってます・・・
事前に確認しておけばよかったのに、残ってると聞いていたので特に確認していませんでした。
ジャガイモっていろんな料理に使うから袋入りのを買っておいとくことも多いですよね。けど、結構すぐに芽が生えてしまうという・・・
でもね、芽が生えててもあきらめないでください!
しっかりと芽をとってやれば料理に使えますから!そのまま捨てるなんてもったいない!
ジャガイモの芽はなぜよくないの?
そもそも、なんでジャガイモの芽が生えるとダメなのでしょうかね。
まぁ、ご存じの方がほとんどでしょう、毒があるからですね。じゃあ、一体どういう毒で食べたら体にどんな影響があるっていうのでしょうか。
毒の成分
ジャガイモの芽や日が当たって皮が緑になった部分、未熟なジャガイモに「ソラニン」、「チャコニン」という毒が発生してしまいます。
宮崎あおいの映画でありましたね「ソラニン」。主題歌はアジカンです。思い浮かべた人、仲間ですね!
それはさておき、もし中毒になっちゃったら、どんな症状が出るのでしょうか。
症状
あらわれる症状としては、吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛などがあります。
まぁ、食中毒ですね。でも、あまりにも大量に摂取すると致死量に至ります。怖い!!
とはいえ、大人であれば一度に食べられる量ではありません。小さな子どもの場合は少し注意が必要というくらいです。
死亡するまでの事例はあまりないようですが、食中毒自体はよく発生しているようですね。ただ、芽ではなく、自家栽培の未熟なジャガイモを食べてしまったせいってことが多いようです。
芽は見えてるし、もうキモイから取っちゃえ、って人が多いから大丈夫だけど、皮やその下にある毒は見えづらいので中毒になってしまう、ってことが多いのでしょうね。だって、芽キモイもんね。
ちなみに、ジャガイモの毒は揚げたり焼いたりしても分解されにくいようなので、調理することで毒の成分が減るということがあまりありません。残念!!!
参照:農林水産省HPより
芽の取り方
じゃあ、一体どれくらいそぎ落とせばいいの?ってことですよね。
先ほど言ったとおり、芽・緑の部分・未熟なものは毒があるので食べちゃダメです。
芽を取るときはピューラーや包丁で芽の周辺もグリっと、ごっそりとってしまいましょう。
周辺にも毒があるので、実がもったいないとか考えずに芽の周辺1センチくらいやっちゃってうください。変色している個所があったらそこもきれいに取り除きましょうね。
そして、皮はしっかりむいてください。新鮮で芽も生えてなくて、皮も緑に変色していないきれいなジャガイモなら茹でたり蒸かしたりして、皮つきでもおいしく食べられますが、そうじゃなければしっかり皮をむきましょう。
皮ついたまま蒸かしてバターを乗せて食べるジャガイモ、おいしいですよね。
ジャガイモの保存方法
芽の取り方はわかりましたが、できるだけ芽を生やさずにおいしく食べたいですよね?削り取っちゃうともったいないですもんね!
ってことで、おいしく安全に食べるためのジャガイモの保存方法をご紹介します。
まず大事なことは、「風通しの良い冷暗所」で保管することです。日光に当たると皮が緑色に変色して毒をくらってしまいます。なので、新聞紙で包んでおくといいですね。
また、冷暗所といっても、冷蔵庫に入れる必要はありません。棚の中とか、どこかにしまっておくのではなく、空気にさらされている場所に保管しましょう。風通しのいい場所といっても、窓の前とか、換気扇の前とかじゃなくてもいいですよ笑
ちなみに、りんごと一緒に保存しておくと芽が出にくいようですよ。うちはめったにりんごは食べないので試したことはないですが。
まとめ
普段のお料理に必須な食材でありながら、しっかりと保管できていないと芽と毒が発生してしまうジャガイモ。
ちゃんと調理すれば芽も毒も取り除けるので、あきらめないでしっかり取り除いてゴミにすることなく使っちゃいましょう。それにしっかり保存すれば芽が出る前に使いきることもできるので、ちゃんと正しい保管方法で長持ちさせてあげましょうね。
では!!